【図解】2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い|メリット・デメリット・手数料を徹底比較

2社間ファクタリング, 3社間ファクタリング 違い

「2社間と3社間、どっちを選べばいいの?」

ファクタリングを検討するとき、最初にぶつかるのがこの疑問です。2社間ファクタリングは取引先に知られず最短即日で資金化できる反面、手数料が高い。3社間ファクタリングは手数料が安いが、取引先の承諾が必要になる。

この記事では、2社間と3社間の仕組みの違い・メリットデメリット・手数料相場を比較し、あなたの状況に合った選び方を具体的に解説します。


2社間ファクタリングの仕組み

2社間ファクタリングは、あなた(利用者)とファクタリング会社の2者だけで完結する取引です。売掛先(取引先)は関与しません。

取引の流れ

  1. 申し込み: あなたがファクタリング会社に請求書・通帳などの書類を提出する
  2. 審査: ファクタリング会社が売掛先の信用力を確認する(あなたの信用情報ではなく、取引先の支払い能力が重視される)
  3. 契約・入金: 審査通過後、手数料を差し引いた金額があなたの口座に振り込まれる
  4. 売掛金の受領: 入金期日に、売掛先からあなたに通常どおり代金が支払われる
  5. ファクタリング会社への送金: あなたが受け取った代金をファクタリング会社に送金する

ポイントは、売掛先には一切連絡が行かないということです。取引先から見ると、いつもどおりあなたに代金を支払うだけなので、ファクタリングの利用を知られることはありません。

2社間ファクタリングの手数料相場

| 条件 | 手数料率の目安 | |------|-------------| | 初回・中小企業宛て | 10〜18% | | 2回目以降・上場企業宛て | 8〜12% | | 大口(500万円以上)・リピーター | 5〜10% |

2社間の手数料が高くなる理由は、ファクタリング会社が負うリスクが大きいからです。売掛先に直接回収できないため、利用者が入金後に送金しないリスク(持ち逃げリスク)を織り込んで手数料が設定されます。


3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングは、あなた・ファクタリング会社・売掛先の3者が関わる取引です。

取引の流れ

  1. 申し込み: あなたがファクタリング会社に請求書・書類を提出する
  2. 売掛先への通知: ファクタリング会社が売掛先に「債権譲渡通知」を送る
  3. 売掛先の承諾: 売掛先が債権譲渡に同意する
  4. 審査・契約・入金: 手数料を差し引いた金額があなたに振り込まれる
  5. 売掛先からの直接支払い: 入金期日に、売掛先がファクタリング会社に直接代金を支払う

3社間の最大の違いは、売掛先が取引に参加することです。入金期日に売掛先がファクタリング会社へ直接支払うため、ファクタリング会社にとっては回収リスクが低くなります。

3社間ファクタリングの手数料相場

| 条件 | 手数料率の目安 | |------|-------------| | 一般的なケース | 2〜9% | | 売掛先が大企業・官公庁 | 1〜5% | | 大口・継続利用 | 1〜3% |

売掛先から直接回収できるため、ファクタリング会社のリスクが低くなり、その分手数料も安くなります。


2社間と3社間の比較表

| 比較項目 | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |---------|------------------|------------------| | 関係者 | あなた+ファクタリング会社 | あなた+ファクタリング会社+売掛先 | | 手数料相場 | 8〜18% | 2〜9% | | 入金スピード | 最短即日(10分〜) | 数日〜1週間 | | 売掛先への通知 | なし(バレない) | あり(承諾が必要) | | 審査の厳しさ | やや緩い | やや厳しい | | 必要書類 | 少ない(2〜3点) | 多い(売掛先の承諾書等) | | 利用のハードル | 低い | やや高い |


2社間ファクタリングのメリット・デメリット

メリット

1. 取引先に知られない

最大のメリットです。「ファクタリングを利用している=資金繰りが苦しい」と取引先に思われるリスクがありません。特に新規取引先や大手企業との取引では、信用を維持できる点が大きいです。

2. 入金が圧倒的に速い

売掛先の承諾を待つ必要がないため、申し込みから入金まで最短10分〜即日で完了します。「今週中に支払いがある」といった緊急の資金ニーズに対応できます。

3. 手続きが簡単

必要書類は請求書と通帳の2点だけという会社も多く、オンラインで完結できます。初めてファクタリングを利用する方でも迷いません。

デメリット

1. 手数料が高い

8〜18%の手数料は、3社間と比べて2倍以上です。100万円の請求書なら、手数料だけで8〜18万円かかります。緊急でない場合は、コスト面で不利です。

2. 債権譲渡登記が必要な場合がある

高額の2社間ファクタリングでは、債権譲渡登記を求められることがあります。登記費用(登録免許税7,500円+司法書士報酬)が追加でかかります。

3. 悪質業者が多い

手軽に利用できる反面、2社間ファクタリングを装った闇金業者も存在します。契約書の注意点を必ず確認してください。


3社間ファクタリングのメリット・デメリット

メリット

1. 手数料が安い

2〜9%と、2社間の半分以下の手数料で利用できます。100万円の請求書なら、手数料は2〜9万円。長期的に見ればコスト差は大きいです。

2. 審査に通りやすい大口案件向き

売掛先の承諾が得られている分、ファクタリング会社も安心して大口の買取に応じてくれます。数百万〜数千万円規模の取引では3社間が選ばれることが多いです。

3. 透明性が高い

売掛先を含む3者で取引するため、契約内容がオープンになります。悪質業者が介入しにくく、安心して利用できます。

デメリット

1. 取引先にファクタリング利用が知られる

3社間の最大のデメリットです。売掛先に「資金繰りが厳しいのでは」と思われる可能性があります。ただし、大企業では債権譲渡は一般的な商慣習として理解されているケースも多いです。

2. 入金まで時間がかかる

売掛先への通知・承諾の手続きが必要なため、申し込みから入金まで数日〜1週間かかります。即日の資金ニーズには対応できません。

3. 売掛先が承諾しない可能性がある

売掛先が債権譲渡を拒否した場合、3社間ファクタリングは利用できません。その場合は2社間に切り替える必要があります。


どちらを選ぶべき?判断フレームワーク

2社間を選ぶべきケース

  • 取引先に知られたくない: 新規取引先・関係が浅い取引先がある場合
  • 今すぐ資金が必要: 支払い期限が数日以内に迫っている場合
  • 手続きを簡単に済ませたい: 書類準備の時間がない場合
  • 売掛先に承諾を依頼しにくい: 取引先が債権譲渡に消極的な業界の場合

3社間を選ぶべきケース

  • 手数料を抑えたい: 時間に余裕があり、コスト優先の場合
  • 売掛先が大企業・官公庁: 債権譲渡への理解がある取引先の場合
  • 大口の取引: 数百万円以上の売掛金を売却する場合
  • 継続的にファクタリングを利用する: 長期的なコスト削減を重視する場合

迷ったらどうする?

結論:迷ったら2社間がおすすめです。

理由は3つあります。第一に、取引先との関係にリスクがない。第二に、即日入金で緊急時にも対応できる。第三に、手続きが簡単で初めてでも利用しやすい。手数料は高くなりますが、「取引先に知られた結果、取引を打ち切られる」リスクと比較すれば、数%の差は妥当なコストです。


取引先に知られるリスクの実態

3社間ファクタリングで最も懸念されるのが「取引先に知られるリスク」ですが、実際にはどの程度の影響があるのでしょうか。

ネガティブに受け取られるケース

  • 中小企業同士の取引で、相手方の経営状態を心配される
  • 長年の取引先から「信用できない」と思われる
  • 建設業の下請け構造で、元請けに不信感を持たれる

ポジティブ・中立に受け取られるケース

  • 大企業では債権流動化は一般的な財務手法として認知されている
  • 官公庁向けの取引では、ファクタリングは珍しくない
  • 医療・介護業界では診療報酬ファクタリングが広く普及している

取引先が大企業であれば、ファクタリングに対する理解があるケースが多いため、3社間でも問題ないことがほとんどです。一方、中小企業同士の取引では、2社間を選んだ方が無難でしょう。


まとめ

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングは、スピード・コスト・秘密性の3軸でトレードオフの関係にあります。

| | 2社間 | 3社間 | |--|------|------| | スピード | 即日 | 数日〜1週間 | | 手数料 | 8〜18% | 2〜9% | | 秘密性 | 取引先に知られない | 取引先に知られる |

選び方の基本:

  • 急ぎ+バレたくない → 2社間
  • 時間に余裕+コスト重視 → 3社間
  • 迷ったら → 2社間

ファクタリングの基本的な仕組みについてはファクタリングとはで詳しく解説しています。手数料の詳細な比較はファクタリング手数料の相場を、審査に不安がある方はファクタリングの審査基準をご覧ください。


この記事は2026年4月時点の情報に基づいています。各サービスの最新情報は公式サイトでご確認ください。


※本記事の情報は2026年4月時点の内容です。手数料率・サービス内容・キャンペーン等は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しており、掲載企業から報酬を受けることがあります。ただし、記事の内容や評価は報酬に影響されません。

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